亮月製作所*おたよりコーナー

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中国関連の追加情報  NAME:孫@北京   
皆様、お久し振りです。


先日,ネットで中国本土に於ける写植とレーザ製版に付いての追加情報を手に入れました。ここで整理します。

1、最初の中国語用手動写植機は1935年,上海の柳溥慶氏が自力発明したが,普及せずに終わった
2、1984年時点では,全中全ての書籍専門印刷所には計469台の手動写植機が有った
3、中国の電算(含レーザ)写植は1974年,北京大学主導の下にある「プロジェクト748」のが始まりとされる。元々は通常の電算写植システムを目指していたが,76年には海外視察の結果として「海外では既に時代遅れに化つつ在る電算写植やCRT写植を超える『レーザー写植』システムを創る」プロジェクトに

No.871 DATE:2019/08/31(Sat) 20:24


(続1)  孫@北京   

4、1979年7月、王選氏を筆頭と為る「プロジェクト748」チームが北大学内にて,初のレーザ写植による新聞のサンプル面の出力に成功した。後81年,山東省濰坊《いほう》に在る国営「華光」製作所の協力の下,試作システムを完成して84年,実用化システムを発売
5、1987年,初のレーザ写植による新聞が経済日報≠ノて出力。93年まで全中全ての新聞がレーザ写植システムに切り替えた
番外、1979年にはモノタイプが北京や上海にてラテン電算組みシステムの延長線上にある漢字用システムを展示。其の後北京の国立印刷技研が此のシステムを改進して書籍・雑誌用電算組みソフト「科印」をリリース。現存のフォントファウンダリ「漢儀」の前身事業に
6、写植(アナログとレーザ併せて)のシェアは1995年度で活字と逆転した。此の前レーザのシェアは既に1990年度でアナログと逆転した

No.872 DATE:2019/08/31(Sat) 21:06


(続2)  孫@北京   

7、1990年,「華光」製作所は北京大学と収益配分を巡って分岐を生す。北大は自学傘下にある休眠会社を「方正」と社名を変更して「華光」の対抗馬とのスタンス取る




あとがき

此の後「方正」はPC用書体事業に参入し「漢儀」とも競う事に成って,写植専門システムを死守して来た「華光」は既存クライアント事業専門に転換。此の点は写研とモリサワの物語とはかなり似ている。
「漢儀」の設立母体の国立印刷技研は傘下に母型ファウンダリを所有して来て,イワタと少し似てた経歴。「華光」は写研,「方正」はモリサワともかなり似ている。

No.873 DATE:2019/08/31(Sat) 21:30


源ノ角ゴシック  NAME:孫@北京   
先日、ある知り合いから源ノ角ゴシック(Source Han Sans, 中華圏に於ける名称:思源K体)の公式ダウンロードリンクをシェアさせて来て、早速DLして試して見ました。其の「源ノ角ゴシック」に付いては、アドビとGoogleの共同主導の下、仮名や国字がイワタで、正字や簡体字が中国国内に在る中堅母型メーカだった常州華文 (Changzhou SinoType) 社で其々作成したのを既に知っていますが、一見だけでは両社の文字の特性を良く判る事は出来ないが、大ポ数にすると平仮名が少しイワタゴシック体新かな的で漢字がSTHeitiと少し似た感覚。

No.869 DATE:2019/04/21(Sun) 19:51


欠点等  孫@北京   

1 オープンソースつまりフリーフォント故に通常の商業書体に比べて精度が少々落ちている所多し。2 多くの漢字が中国発の為日本語に少し似合わないかも知れません。

No.870 DATE:2019/04/21(Sun) 21:16


中国本土にも写植があった!  NAME:孫@北京   
初めまして。
最近、たまに中国のサーチエンヂンにて「照排机(写植機の中国語」を入力した所、「中国の機械式写植は十五年戦争の途中、日本人により写研手動機が持ち込まれたのが起源で、50年代より上海と北京の国営工場にてコピー機種の組立てが始まって、71年には北京の工場が電子制御機の自力開発を成功したが実用化せず。80年代から写研とモリサワの電子制御機を輸入。現在では日本流写植の役割がレーザーやDTPに譲って完全絶滅。」と言う情報を発見しました。
今後とも宜しくお願い致します。

No.860 DATE:2019/02/15(Fri) 14:07


確かにあったんですね!  桂光亮月(管理人)    HomePage

孫@北京 さん、はじめまして。写研の社史を見ましても、「1932年の旧満州国建国に伴い、同国の印刷局から写真植字機の注文があり、1934年5月には改良された写植機が出荷された」とありますが、終戦後の中国での写植の状況はよく知りませんでした。中国も初めはコピーとはいえ、写植機の開発をしようとしていたのですね。電子制御機の実用化がうまくいかなかったとのこと、当時の日本の写植機が高い技術で支えられていた証とも言えますね。貴重な情報ありがとうございます。こちらこそ今後ともよろしくお願いいたします。

No.862 DATE:2019/02/16(Sat) 21:12


他の漢字地域への輸出の可能性も?  孫@北京   

桂光さん、日本製写植機の輸出先は中国本土や台湾地方の他、韓国(平成入る頃まで漢字多用していた所多し)やシンガポール・マレージア(中華系人口が多く中国語紙も存在)等も有った可能性があると思うが、南洋の中華系地域は「活字をかなり遅くまで使われてた」と言う情報も入手。(北朝鮮は戦前の日本人による持ち込み機と中国製コピー機種使用か)

No.867 DATE:2019/04/04(Thu) 16:58


石井太ゴシック(?)  NAME:MM-NKLのファン    HomePage
山手線ホームで石井太ゴシックと思しき森永の広告を見かけました. ご参考まで.

No.864 DATE:2019/03/19(Tue) 14:36


ご報告ありがとうございます!  桂光亮月(管理人)    HomePage

MM-NKLのファンさん、こんばんは。

石井太ゴシック体が駅の広告に使われているのはとても久し振りに見ました。よく見付けましたね! こちらは田舎なのでそういったものはなかなかチェックできません(笑)。

twitterの写真も拝見しましたが、どうしてこの書体を選んだのか不思議ですね。ミスマッチでは決してありませんけど、どうして面倒な事をしてまで使いたかったのかと。

しかしこうして見てみると、80年以上前に原型ができ、50年以上前にデザインが完成された書体なのに古臭さが感じられないですね。書体そのものに新しい・古いという印象はないので(相対的なものだから)、やはり使い方が大切なのですね。

貴重な使用例、ありがとうございました!

No.866 DATE:2019/03/21(Thu) 22:57


写植機は精密機械  NAME:五味比左志   
プロが使うピアノは演奏会のたびに調律します。移動させても調律します。それと同じです。写植機のメンテナンスを定期的に受けている様子を見た覚えがあります。その伝票も残っています。そうしたメンテナンスも不十分でしかも移動も二回もされている亮月さんの写植機が大丈夫か心配になります。文字の違い、色の違い、素人目にはわからない差を見て調整するプロフェッショナルな世界における道具ですから、コンマいくつの違いを測って検査を受ける写植機を動かした影響は計り知れません。

No.863 DATE:2019/03/10(Sun) 10:06


私も苦慮しております。  桂光亮月(管理人)    HomePage

五味比左志さん、お久し振りです。ご返事が大変遅くなってしまい申し訳ありませんでした。

写植機のメンテナンスに関しては苦慮しております。機械が現場を離れた時点で写研の目が届かなくなり、定期的な検査や調整を受けることはなくなりますし、写研自身、サービスマンがいた最寄りの名古屋営業所は既になく、本社から技術者に来ていただくのは現実的ではありません。
しかしだからといって、移動したままで放置している訳では決してなく、写研のサービス経験者の方からノウハウを頂き、できる限りの調整と点検は自分で行っています。これまでのところ、異常な動作や印字精度の低下は見られていません。
ご指摘のことはよく分かりますし、気にかけてくださって本当に有難いです。そうしたいのですが、私は業務のために写植機を所有しているのではないのですから、全て私の私費で賄っています。ですのでここが落とし所だと思っています。
ご心配ありがとうございます。どうかご容赦ください。

No.865 DATE:2019/03/21(Thu) 22:42


NonSubject  NAME:モリサワのお膝元在住   
最近、たまたまつけていたテレビ(確かテレビ大阪)で韓流ドラマ作品を放映していて、その字幕にナールファミリーが使われていました。「こ・た・に」の独特のカーブ、一画目と二画目のつながった「り」、見間違いではありませんでした。最近は写植のフォントが再興していっているように感じます。地元民としてはもっとモリサワフォントに頑張って欲しいところです。

No.858 DATE:2018/09/05(Wed) 22:40


ナールではないのかも?  桂光亮月(管理人)    HomePage

ナールを見掛けたとのご報告ありがとうございます。
私が把握する限りは、写研の「テロメイヤ」はもう稼働していないようですので、新しい番組だとするとどうやってナールをテロップに使用しているのか不思議ですね。それともどこかでテロメイヤがまだ生きているのか……。
映像作品の中には、ナールに酷似したデジタルフォントを使っている場合もあります。仮名は私でも重ねて見てみないと判別は難しいです。ただ約物などがナールと異なるので、注意して見ると本物かどうか判るかもしれませんね。(亮月だよりのNo.1061で解説しています。)

No.859 DATE:2018/09/09(Sun) 20:11

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